習慣と発信
最近、ホリエモンが2年前?くらいに出してベストセラーになった多動力についての本を読んでいる。
ベストセラーの本っていいよな。ちゃんと面白く、読みやすくなるように工夫されているし、その時代にどんな本=考え方が求められていたのかってのがよくわかる。
本を読んでああわかる、自分は評価されてないけどこういうところは共感できるから、きっと自分はできるんだ、みたいな気持ちにさせてくれる。
2年前は多動力がキーワードだったのかな。
高城の本でも聞いたことのあるワードだし、最近はインフルエンサーがみんなそんなことを言ってる。二足の草鞋とか。
まあ、仕事と趣味の中間点を探しているおれも超影響を受けているんだけど。
さて、本の方はまだ序盤だけど、痛烈に思ったのは、ここまでの成功者は考え方が一般人とはかけ離れている、ということ。
そして、それでも自分の意志を貫く力がある。
考え方には共感できるところが多い。
例えば、自分の得意なことにだけ注力して、そのほかのことはそれを得意とする誰かに任せてしまう。
完璧ではなく、完了を目指す、とか。
時代を作ってるのは、業界の壁を行き来できるような、
色々なものに全力で熱中し、次々と移っていける人だという。
まあ、そういう人も必要だけど、それだけじゃ世界は回っていかない。
だけど自分が我慢する必要はないよな。やらなきゃいけないことをやるのは、それをやらなきゃいけないと思っている人だけでいい。
大切なのは、やりたいことがあるかどうかと、それをやるかやらないかだ。
ところで、もう一つ思ったことがある。
それは、いかに我々凡人が一握りの成功者に踊らされているか、ということ。
この本、ものすごく売れているが、ホリエモンにとっては過去の記事や発言をまとめたものに過ぎず、しかもそれを自分でやっている訳ではないってこと。
いかに自分たちが無駄に損しているか、騙されているのか。考えずにはいられない。
金持ち父さんの本を読んだときにも思ったが、
金を生み出せる人ってのは、他人が自分の思い通りになるように考えている気がする。
世の中のどんなことにも損する人と得する人がいる。
誰かが得をするためにできていて、誰かが得をするために誰かが不幸になっている。
ウィンウィンの関係なんて、ありえないんだ。
富や名声は全体で見たら総量が決まっている。
金は多くても少なくてもいけないし、有名人はそれを引き立てる(才能で劣っている)凡人がいなくては発生しない。
生まれ落ちた時から競争に組み込まれているんだね。
おれは今のところ勝ち組?負け組?
ま、そんなことよりも、楽しく本が読めればそれでいいよな。
本一冊読んだだけで変われるほど軽い人間ではない(これは、良くも悪くも)。
影響を受けたからって、すぐに行動に移せるほど真面目ではない(これは、よくないところ)。
なんにせよ、まずはやってみることだな。
習慣にしようと思ったことがほぼできていないし、こういうのやりたい、ってものも何も進んでいない。
焦る必要はない、とは言えない。
今年は習慣と発信の年に。